#15 急激にレベルアップできる。ラウンドレッスンの有効性!

コースマネージメント

みなさんラウンドレッスン・コースレッスンは受講されたことありますか?
日本のゴルフ人口で通常のレッスン受講率で10%を切っているのに、ラウンドレッスンとなるともっとハードルが高くなるのかなと思います。
しかし、断言できることはラウンドレッスン・コースレッスンはぜひ受講してほしいです!確実にレベルアップできるからです。

ゴルフは前回もお話した通り、コースで練習するのではなく、練習場で練習してからコースに出るという、野球やサッカーと違った環境です。なので、実際どんなプレーをしているのかコーチは憶測でしかレッスンできない練習場レッスンとは違い(もちろんどんなエラーが出るのか伺って対応策を講じますが、果たして本当にそのエラーなのか。本当にフックしてるのか。単純に左を向いてるだけかも。そこは練習場レッスンではわかりません)、直接レベルアップ貢献できるラウンドレッスンはレッスンの質が雲底の差が出てきます。

今回はラウンドレッスンのメリットについてお話していきます。

原因を究明し、対策を講じれる。

ラウンドレッスンでは、プレーヤーの皆さんの実際のプレーを見ることで何が原因でスコアを落としているのかどうすればスコアアップ、レベルアップを図れるのか。アドバイスすることができます。

練習場でのレッスンとラウンドレッスンでは、かなり大きなアプローチの差が出ると思います。
もしかすると私だけかもしれませんが…

まず練習場でのレッスンでは、プレーヤーが打ちたい球筋、または、曲がりをできるだけ抑える、飛距離を出す、などスイングにフォーカスが当たることが多いです…
しかし、ラウンドレッスンでは実践的にコースに対応した技術のレッスンをします。そのため、スイングのレッスンというのは基本行わず、今日のスイングを使ってどうコースを攻略するのか。また、アドレスを少しプレーヤーのスクエアから変化させ球筋を変える技術を覚える場でもあると思います。
私のラウンドレッスンでは、コースによって何を目標にするかを明確にしています。詳しくは下記に。

よくあるのは通常レッスンとラウンドレッスンでのエラー修正方法の違い
通常練習場でのレッスンだと、プレーヤーの方からこんなエラーが出るから治したい。といった要望にお応えして、そのエラーを修正するために取り組んでいきます。
例えば、フックが出るから治したい。となるとします。
練習場のスイングでは全くフックの傾向やパス、フェースアングルの異常は見当たらない
本当にフックするの?ってコーチもなります。こうなると、フックしないように様々なアドバイスを受けプレーヤーの方はコースに行くとよりフックがキツくなった…なんてことも…

ということはどういうことかというと、実はフックじゃなくて、めちゃくちゃ左を向いてた。ということ。左向いてカットにするともっとフックするかとんでもないぐらいプッシュになりますね。
こういうことをコースレッスンでは防ぐことができます。自分自身が何をやってるのかわからないのがゴルフの特徴です。第三者の目がないと自分では判断できないのです。

その日のスイングにアジャストさせて、スイングを気にせずストレートに打っていける!

ラウンドレッスンでのメリットは、スイングのエラーをスイング法ではなく少しアドレスを変化させてストレートに変えていける技術を覚えることができます
これはプロやスクラッチ、プラスハンデの方なら持ってるスキルです。
めちゃ調子が悪くても、少しの変化でストレートに近い球を打つことができます

基本的にラウンド中にスイング方法を考えていると、スコアは良くなりません。
集中力について書いた記事がありますので、参考にしてみてください。

調子が悪ければアドレスを少し変化させて対応するのが上級者のスキルです。
その技術を覚えられるのもラウンドレッスンならではだと思います。
方法は完全にプレーヤーによって変化します。スタンスやボール位置を変えたりしますが,僕はボール位置を変化させるのは少し違和感があるのであまりおすすめしてません。(ボールに反応して,クラブパスを変化させてしまうから)

すぐ曲がりを抑えられるなら、なんで練習場でのレッスンではそれをしないんですか?
これは、自身のスクエアがどんどん崩れるからです。なので、基本があるから応用があります基本(自分の基準)がないのに、応用ばかりしても上手くなることはないのです

コースへの対応力を身につける!

ラウンドレッスンではコースの対応力を身につけることができます
これはコースでしか学ぶことができません。

この対応力はマネージメントとよく言われています。
私が考えるゴルフのマネージメントは2種類

  • 自分のマネージメント
  • コースマネージメント

です。

自分のマネージメントとは、自分自身のメンタルや体調、スイング、イメージなど自分で調整できるマネージメントのことを指しています。
例えば、スタートの1時間前について、練習して、パッティングは20分前から、5分前にはティーに行って。など、自分のスタートまでのルーティーンも自分のメンタルマネージメント、身体のマネージメントになりますね。

コースマネージメントはコースのロケーション、風や湿度など自分では変えられないマネージメントです。まさに対応力が試されます。

この2つのマネージメントはゴルフのパフォーマンスにとても大きな影響を及ぼします
自分を調整しないと、プレー中の冷静な判断はできなくなります。また、準備などが追いつかないと無駄な労力を払う代償を取らなきゃ行けなくなるので、身体的にエンタル的に消費してしまいスコアにも影響を与えかねません。

プロはこうした状況に対しての、そのプレーヤーができることをアドバイスしてくれます
90プレーヤーなら、90プレーヤーのマネージメント。80プレーヤーなら80プレーヤーが獲得しなければならないマネージメントをアドバイスしてくれるはずです。

ラウンドレッスンの選び方

ほとんどのコーチはラウンドレッスンを開催してると思います。
色んなスタイルがあるので、何がいいとかはありませんし、そのコーチによって特徴があるので、今コーチに習っているプレーヤーの方はぜひそのコーチのラウンドレッスンを受講してみましょう!

では、私のラウンドレッスンの特徴を書いていきます。
私のラウンドレッスンは2〜3会場にて定期的に行っています。それぞれの会場には決まったテーマがあります。もちろんプレーヤーのレベルが違うので固定的なスキル練習は行いません。完全個別です。

  • ショートゲーム・スイング・パッティングに特化したラウンドレッスン
  • コースマネージメント・メンタルマネージメントを中心に行うラウンドレッスン
  • スコアの出し方・ベストスコアを目指すラウンドレッスン

こんな感じです。
それぞれ行うコースによって特徴があります。もちろん全てはベストスコアを更新するためのラウンドレッスンです。もちろんエンジョイの方がどのレッスンに参加していただいても大丈夫。
楽しくないとゴルフじゃないですからね。

難易度日本一のコースのマネージメント力

私が研修生・プロとして所属していたコースは、日本一難易度が高いと言われているゴールデンバレーゴルフクラブです。

par3 一番後ろだと220ydぐらい

このコースでは、キャディとして様々なお客様につかせていただきました。
130ぐらいのスコアの方からプロ、はたまた今は米シニアツアー参戦中の藤田寛之プロのバックも日本プロの時に担がせていただきました

その時の経験は絶大で、このレベルの方がどうやれば上手くプレーできるのかな?とひたすら自身でもラウンドを重ねて研究を行っていました。そのおかげで何年かNO1キャディとして君臨できました笑
たえちゃん、難波さん、師匠のキャディさんたちありがとう。
そして、プロになってからはキャディの皆さんにどうやればお客様が上手くこのコースをプレーできるのかもレクチャーしてきました。この経験とそしてコースマネージメント力は未だ誰も持っていない力だと思ってます。プロはここに打ってと言えば打てます。しかし,一般のアマチュアの方はそうはいきません。それもメンタル面も含めてクリアしていく。私のラウンドレッスンの特徴の一つです。

当時のゴールデンバレーのコースレートは77,4。当時のオーガスタナショナルの76,9を超えていました。今は改造が施され,逆に難易度が高くなったり,低くなったりしていますが,ゴールデンの美しさは未だ健在です。ぜひ,お近くに行かれた際はラウンドされてみてくださいね。

ラウンドレッスンの有効性など色々書いてみました。まだ,ラウンドレッスン受けたことない方はぜひラウンドレッスン受講してみてくださいね。

次回は,球筋を打ち分けよう!です。色んな方法があるので紹介していきます。
お楽しみに!!

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