#4 ゴルフスイングでもう迷わない!スウェーデン発!身体を理解し、そのプレーヤーに最適なスイングを~Balancegolf~

アイアンショット

昔調子が良かった時こうスイングしていた。30年掛けて作り上げてきたスイングがももの15分で答えを導き出されるなんてすごい。早く知りたかったし、自分はこうでいいんだと自己肯定感に満たされたよ

先輩ツアープロにバランスゴルフセッションを受講していただいた時の感想です。

みなさまBalanceGolfは知っていますか?バランスゴルフはスウェーデンの天才Erik Blomqvistが作り出したゴルフスイングシステムです。

エリック。身長は2mを超えてるのですが、頑なに198cmと言い張ってます。笑

エリックが編み出したBalanceGolfは、解剖学そして物理学を元にプレーヤー一人一人の個性を理解し、そのプレーヤーに合わせたゴルフを提案していきます。「推測するな計測しろ」がモットーなので、プレーヤーの皆様にはまず身体スクリーニングを受けていただきます。身体の各部位の計測、可動域など50項目ほどスクリーニング項目があります

約50項目を実測します。AIなどでは表面上しかわからない。身体を実測するので、信頼性が高い。

そしてスクリーニングで導き出されたデータを元に、アドレス、スイングをBalanceGolfのシステムは導き出します。そのため、プレーヤーもコーチも迷うことなく進んでいくことができます

こんなイメージで、スクリーニングの結果からその人にとって理想的なセットアップ、スイングをアルゴリズムで導き出します。

さて、このBalanceGolfですが、2024年3月に僕らが日本に持ち帰ってきて約1年が経ちました。現在は認定コーチも増え、そして、BalanceGolfのメインシステムであるデジタルコーチシステムを活用されるコーチも徐々に増えてきました。現在デジタルコーチシステム(スクリーニングして最適なセットアップとスイングを提供できるシステム)を活用されてるコーチは東京、埼玉、三重、大阪、福岡と広がりを見せています。スウェーデンのシステムですが、日本人にもとても有益なシステムです。

スクリーニングを受け、レッスンを受講していただい方々はほとんどの方が「悩みが解決できた」「こんなところに落とし穴があるなんて思わなかった」「いつもスイングしたら腰が痛いのに、今日はそれがない。身体に優しいってことがとても体感できた」など感想をいただいています。

今回はこのBalanceGolf(以下BG)について、どんな有益なことがあるのか。まとめていきたいと思います。

解剖学から考えられたゴルフスイング

このBGが始まったきっかけは、Erik自身が怪我に悩まされ思ったようにゴルフができなかったことが大きな要因です。タイガーと同じようなスイングを目指しているのになかなか上手くいかない身体も痛いし、なぜ上手くいかないんだ

BGのスイングの第一テーマは「怪我をしないスイング」です。ですので、骨、関節に対して無理がないスイングを目指していきます。特にゴルファーの疾病第1位の腰痛。これは徹底的に排除します。

まず、腰痛の原因は脊椎の過度な運動です。特に腰椎は骨が5つのブロックを構成して成り立っています。この腰椎は回転しない関節です。しかし、股関節や胸椎が動かない誤った動かし方をしている動きすぎているなどを理由に、回転しない腰椎を動かしてしまう要素になってしまい怪我や痛みにつながってしまうのです。

動きはとても難しいので認定コーチのレッスンをぜひ受講してください。今回は簡単で見分けがつきやすいアドレスで解説していきます。ほとんどの方はこのように背骨が曲がってアドレスをしています。

この姿勢。実は直立姿勢の時点で曲がっていることが多く、私の見た方の中で真っ直ぐで背骨が安定している方は、超アスリートの方だけでした。この状態でスイングしてしまうと、過度なストレスが背骨にかかることが想像できると思います。

修正後は右利きなので、右肩が低くなるので軽く右に倒れていますが、先ほどより背骨が直線的です。この状態からスイングできると、背骨にかかるストレスも軽減できるのではないでしょうか。

スイングすれば自然に当たるスイング

BGのスイングは「スイングすれば自然に当たる」スイングです。ここにはちゃんとした理由もあり説明がつきます。説明がつかないのはBGではありません。

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ここでerikがスイングしているのは、シャフトが家庭用のゴムホースでできたゴルフクラブです。ヘッドはホンモノのクラブヘッドなので、シャフトがしなりすぎ身体に当たるのでめちゃ痛いです笑

彼はデモンストレーションで、目を閉じた状態でこのクラブでボールを打て見せます。スイングすれば当たるを実践できています。

まず、スイングすれば当たる。BGスイングには絶対的な要素セントラルバランスというものがあります。このセントラルバランスは、上半身の中心(胸郭中央)重心(m)下半身の中心(膝の間)がスイング中に縦軸でブレなければスイングすればボールに当たるという構造のスイングです。ここにはつま先、かかとという前後の重心位置もセンターに来ること(6ポイント)も必須になります。重心がブレない。腕の長さが変わらないということはスイングすれば当たります。

アイアンはダウンブローに打ちたいので、インパクトでは少し左にズレが生じます。

スイングすれば当たる。という状態であれば、スイングは気持ちよくスイングするだけなので、ゴルフのボールが飛んでいくイメージや、距離感、空間認識などに意識を集中させることができ、パフォーマンスが向上されていきます。

身体を見る。だから誰でも適応できる。

私は体が硬くてできない」「身体の怪我で上手く動けない」など私生活を送る上で、ゴルフにとって様々な障害が発生します。しかし、BGではプレーヤーの身体を直接スクリーニングし現状把握、その後プレーヤーのポテンシャルを発揮できるようにワークアウトを行います。なので、形はこれです。と決まった形一つを目指すスイングではなく、プレーヤーの身体にとって最適なスイングを提案していきます。

2024年年末に障害者ゴルファー宮本さんと出会いました。

宮本さんは先天性の上肢障害があります。指は4本ずつありますが、機能している指は健常者でいう薬指と小指のみ。また手首の形も変形し、両前腕(肘から指先)は回転(回内、回外)できません。そして、身長が160センチに対して腕の長さは110センチと50センチも短いです。

BGでスクリーニングし果たして精度の高い個性に合わせたスイングは提供できたのか

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なぜドライバーだけ打ちやすかったのかよくわかった。このアドレスができるととても気持ちよくスイングできる!

セッションの結果、かなり評価いただけ、そして飛距離も方向性も向上することができました。

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ただ同時に問題点も出てきました理想的な前傾でアドレスするとグリップが握れないのです。対策としてシャフトを長くすることが必要になってきました。今までクラブに合わせて自分のセットアップを行なっていました。しかし、身体にとってはよくないセットアップだったのでパフォーマンスの低下やスイングのストレスが多かった理想値に近い前傾角のドライバーは好きで得意だったのはそういう理由でした。その後、長いシャフトのハイブリッドなどを入れて更なる進化をされています

自分にとって理想的なアドレスやスイングが提案されると、そのスイングにクラブをセッティングすることができます。なので、誤ったクラブセッティングを改善でき、最適なクラブフィッティングを行えパフォーマンスをより向上させる事ができるのです。

このように身体を直接スクリーニングして、パフォーマンスを発揮できるBGはとても有効なシステムだと思います。体が硬い、できない。まず諦める前にBGコーチに相談してみましょう。

きっといいアドバイスが記されるはずです。

次回は第2弾BalanceGolfは心も変える!メンタルについてお話していきます!

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