#28 ウェッジ選びはどうする。

ショートゲーム

ウェッジはゴルフゲームにおいて、ミスを帳消しにするショートゲームを展開したり、バーディをとる場面で重要となりやすいクラブです。

今回はショートゲームに限らず、ギャップウェッジの選び方やバンスの選び方について解説していきます。

ウェッジのロフト

ウェッジのセッティングにおいて、ロフトは最初に選択するポイントです。
ロフトは9番アイアン、PWの流れからロフトを選択するのが一般的です。
アイアンのロフトは4度刻みでセッティングされてることが多いです。例えば、PWのロフトが45度の場合、49度(50度が多い)、53度、56度、60度というような形です。
60度は難しいから56度で終わり、というような4本体制。52度、58度と6度刻みの3本体制と様々な形体があります。

私が考える点では、4本体制が一般アマチュアの方はいいと考えています。3本体制になると、52度(ギャップウェッジ)で多くの距離に対応しなければならず、距離を正確に打つのが非常に困難です。しかし、4本体制になると、細かく短い距離のショットを打てるようになるのであまり練習できない一般アマチュアの方には、非常にいいセッティングになると思います。

私も3年前からウェッジは4本体制です。PW(46度)、50度、54度、58.5度です。フルショットで、120.105.95.80といった感じです。以前はPW(45度)、52度、59度と3本体制でした。115.100.80となり20yd刻みになってました。研修生時代はラウンド数も多く、十分に対応できたのですが、ラウンド数が少なくなった今では、この20yd刻みでは間の距離を打つのがとても難しくなったのです。せっかくいいポジションにきたのに、バーディチャンスにつかない。これはストレスにしかなりませんでした。今では、約10yd刻みになったのでそのギャップは埋められています。代わりに抜いたクラブは1w.3w.5w.HBというセッティングでしたが、1w.3w.7wとウッド3本のセッティングに変更しました。ウッド構成はコースによって5wを入れたりします。

ギャップウェッジのバンス

バンスはソール部にある場所で、シャフトの角度に対してどれぐらいソースに角度がついてるかを指すことが多いです。

56度や58度、60度などのサンドウェッジ、ロブウェッジはバンスは注意深く見られる傾向にありますが、ギャップウェッジはどうでしょうか?
ギャップウェッジのバンスの選びもとても重要です。

まずバンス角はシャフトに対してのソールの角度になります。なので基準となるのはインパクト時のシャフトの傾き(シャフトリーン)です。シャフトリーンはじめてきく言葉かもしれませんが、かなり重要なポイントになります。

インパクト時のシャフトリーンは動画で撮影しても簡易的に計測することはできます。しかし、そこまで精度はないの、ソール部に跡が無るライ角計測用のマットなどを使ってみるといいと思います。

このようにシャフトが79度に倒れています。90度の直角に対して、11度倒れています。そのため、ここまでシャフトを倒してインパクトしたい場合は、バンス角が11度以上あることが大切になってきます。

もし、このようなプレーヤーが8度などのバンス角を使うとリーディングエッジが地面に刺さり、上手くヘッドが地面から抜けることなく刺さってしまうミスに繋がります。

ギャップウェッジも同様で、バンスが多すぎるとリーディングエッジにあたる可能性がありますし、レートヒットが強いとハイバンスじゃないと地面に刺さることが多くなります。
日本の芝生は、フェアウェイはほとんど高麗芝か野芝です。そのため、ボールが地面から浮いている状態です。そのためローバンス(8度とか)を使うと、ボールの下を潜る可能性があるので、ギャップウェッジでもハイバンスを使うことをおすすめしています

ソールは命

ソールはウェッジの命とも言っていいと思っています。ソール形状で、多くのミスを帳消しにできますし、ミスしないという安心感を与えてくれるのもソールの形状です。

ボーケイウェッジは世界No1シェアのウェッジブランドです。なぜボーケイを選ぶのか。それは多彩なソール形状にあります。そして、日本専用設計のウェッジを作っているのもナショナルブランドではボーケイウェッジだけです。

ソールはヘッドの抜けに重要なポイントになります。ソールは地面と触れる位置関係にあります。そのため、その形状によって跳ねたり、滑ったりします。そして、芝生によってもこのソール形状は変えてもいいと思ってます。

ソール形状はウェッジをどのように使うかで選択できます。
例えば、フェースを殆ど開いて使うことはないプレーヤーの場合、Sグラインドなどバンスは少し多めでソールの接地面積は少なめがいいです。
フェースを開いて使う。シャフトリーンがあまり傾かないプレーヤーはMグラインドなど、ソールのトゥ、ヒール側が削られなめらかに、そしてバンスが少ない形状です。

なぜこんな選択になるのかというと、ソールが抜けていくラインを見てみるとよくわかります。フェースを開いてシャフトリーンが傾かないプレーヤーの場合、Mグラインドのようにトゥヒールが削られていると、必要以上にバンスが地面に当たることがなく、ソール部の接地面が長いので滑らかに地面を滑ってインパクトできます。
しかし、Sグラインドのようにトゥヒール側が削られていないソール形状だと、フェースを開いた時に必要以上にバンスが地面に当たってしまい、インパクトが強くなったり柔らかいイメージがつかなくなったりします。このバンスが跳ねる感覚が好きな方はこちらをぜひ選んでください!
ソール選びで重要なのは、ストロークした時に地面にどれぐらい干渉するのか、どんなストロークでボールを打っているのか。これがとても重要になってくるのです。

シャフトは重く柔く

ウェッジでシャフト選びも重要になってきます。
シャフトはアイアンのシャフトに比べて、重く柔らかいものか、アイアンと同じものが選ばれやすいです。

あまりお勧めしたくないのは、ウェッジだけシャフトの重さが軽かったり、極端に重かったり、硬かったり。上手く流れは作るべきです。
たまにあるのが、番手ごとにシャフトが違う。これはかなり痛いです。フィーリングが全部違うので、シャフトはできるだけ同じモデルにしましょう。

ウェッジ選び、少しでもいい選択ができればいいですね!

次回は、飛距離を爆裂に伸ばすフォースについて。解説していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました