今回は90切りを目指すプレーヤーへの投稿になります。
しかし、100プレーヤーの方も80プレーヤーの方もぜひご覧いただき、振り返りや目指すべき技量を確認していく機会にしていただければと思います。
まず、90を切るということは80台にスコアを持っていくということになります。この90切りについては日本のゴルフ人口の20%になるかなと思います。そのため、実はかなり高い技術を指しています。
しかし、ゴルフ大国アメリカでは平均のハンデキャップは15と言われています。ということはアメリカの多くのプレーヤーは90は切れるということになるのです。
私がコーチとして目指しているのは、私がレッスンさせていただいた方はほぼ90を切ることができるスキルを有することが目標です。大国アメリカに少しでも追いつきたい。その一心で私は日々ゴルフに向き合っています。そのおかげか前日のコンペの平均スコアは88。なんてこった。
80台を目指すための指標
では80台のために何を目標するべきか。
あげてみます。
- OBは0〜1まで
- par5のボギーは1回まで
- 10m以下のパッティングで3パットしない
- 50yd以下から3、3打以内でホールアウトする
- パーオン率を40%
こんな感じになるかなとおもいます。ここから解説していきます!
OBはしてはいけない。ハザードも確実に避ける
まずはどのレベルでも言えることですが、OBやハザードは徹底的に避けるべきです。
まず90を切るということは、par72のコースでは18ホールボギーかそれよりいいスコアで上がらなければなりません。なので、1打でも無駄な打数は打てません。ペナルティとなるOBやレッド、イエローペナルティは確実に避けるべき障害物です。
ではどのように避けるのか。90切りに要する技術をあげてみましょう。
自分の曲がるパターンを把握する
90切りを目指すとなるとある程度は自分の球筋の曲がりが計算付いてきます。しかし、まだ意図して曲げるというのは難しく困難だと思います。
なので、やることはいつも通りスイングすることを心がけましょう。
え?それだけ?みたいに思われますがかなり難易度が高いのです。
なぜかというと、自分のスイングやスタンス、そして心理状態全てを把握しなければいつも通りとは言えません。
なので、練習場でもコースでも同じ心理状態、スタンス、そしてスイングになるように練習から取り組んでいきましょう。
まず、物理的に物事を把握できるアライメントスティックは必須です。アライメントをチェックしましょう。そして、スイングは動画など今なら手軽に撮影できます。定期的にチェックして自分のスイングイメージを構築しておきましょう。メンタルに関しては目には見えない部分が多いです。なので、呼吸を整えたり、調子が良かった時の心理状況を反映させて取り込んでいきましょう。
ここまでできてやっといつも通りのスイングと言えるのです。簡単では無いです。コツコツ意識して取り組んで、意識しなくてもすぐにその状況になれるようにしていきましょう。
スコアカードに「6」以上の数字を書かない
ゴルフは数字のゲームです。そのため、スコアカードに数字をどんどん書いていきます。その時に6以上の数字を書きたく無いのです。
6ということはpar5ならボギー、par4ならダボとよくない数字でしかないのです。心理的にも目立ちやすい6以上の数字はやはり書かない、打たないことが理想的です。70台前半、70を切るには5をできるだけ書かないことが理想になってきます。
par5で6以上になる原因は、OBやハザード、3パットと上記で定めた目標がかなりの影響になってきます。また競技ゴルファーでは飛距離が足りないといった状況も出てきます。
6になる原因は人それぞれ。スコアカードに6を書いてしまった時、そのホールで何をしてしまったのか。確認するべきです。そうしないと対策が打てません。
飛距離が足りないと感じるプレーヤーは今すぐ飛距離アップのトレーニングを開始しましょう。いきなり飛距離が伸びることは稀です。飛距離はあって損はない。しかし、間違った飛距離アップ法を取り組んでコントロールを失う前に、ポテンシャルで飛ばせるように取り組みましょう。
大丈夫。私たちにはMACH3SPEEDTRAININGがあります。
3パットにならない練習
10m以下を3パットしないこと。これはdecadeにおけるパッティングの指標になります。
プロでも10m以上になると3パットの確率は高くなります。そのため、できる限り10m以下にグリーンをキャッチさせることが重要になってきます。
しかし、まだコントロールが10%を超えてしまう90プレーヤーは10メートル以上残ることは多くなります。そのため10m以下はできる限り3パットをしない技術を得ることで、10m以上残っても2パットで乗り越えられる可能性をあげられます。
3パットの主な原因は距離感の欠落にあります。
距離感がない状況というのは、ヘッドスピードのコントロールができない、ダイナミックロフトが安定していないことが主な要因です。
ヘッドスピードをコントロールする
ヘッドスピードは飛距離だ。と以前このブログに書きました。パッティングではもろにその恩恵を受けることになります。
ヘッドスピードのコントロールは飛距離コントロールのベースになります。そのため、これができなければ3パットの確率は格段に向上します。
まずはストロークのテンポです。このテンポは人それぞれだし、使うパターによっても違います。なので、自分が最も合うと思うテンポを見つける必要があります。
私の場合、テンポはbpm92ぐらいがいいと思ってます。人によっては85だったりします。ほんと人それぞれ。なので、スマホのアプリなどでメトロノームを使って練習してみましょう。格段にテンポ感は良くなると思います。
そしてテンポが安定してきたらストロークの幅をコントロールできるようにしましょう。

私はアライメントスティックにメモリをうってストローク幅を目視できるようにして練習したりしてます。テンポが同じであれば、振り幅を大きくすればヘッドスピードは上がるし振り幅を小さくすればヘッドスピードは遅くなります。
このような身近なことでヘッドスピードコントロールの練習をすることができるのです。
ストロークにあったロフト、ヘッド形状選び
パターにもロフトが存在します。そして、オフセットも存在します。
オフセットとは、シャフト軸よりフェース面が後方にどれだけ下がっているか。という形状になります。

3パットを減らすには、このロフトとオフセットが自分にあったパターを使わなければなりません。
では、何をもとにこのロフトと形状を選べばいいのでしょうか。
アドレスとインパクトを見てみましょう。


彼女の場合、インパクト時ボールより手元が先行し、よくいうハンドファースト状態でインパクトしています。しかし、そこまでシャフトリーンが強くなく軌道もレベルに近い軌道です。(数値に関してはcapto、samputtlubで確認してます)
なので、少しシャフトより後ろ目にフェースがあるオフセット系のヘッドでロフトも2〜3度程度のものを使用しています。
このようにインパクトやアドレスでパター選びが変化してきます。
このパターを使いたい。となった場合、ストロークにそもそもあっていない場合パフォーマンスを落とすことになります。そうなった場合、自分のストロークを変えるか、パターを変えるか。
選択肢は色々あります。かっこよさをとるか、スコアをとるか。どうしますか?
50ydから3打で上がる
残り50yd。ここから3打以内で上がることを目指しましょう。
3打ということは、1打で乗せて2パットでいいということです。
なんだ簡単じゃん。って思った方は回れ右です。なかなかこの数値を実現できている姿は見受けられません。70プレーヤーでやっとこれができているかなーってイメージです。
私とラウンドされた方はなんとなくイメージできると思いますが、私の50yd以下の平均ストロークは2.7打。70%の確率で3打。30%の確率で2打です。どこから打っても寄りますねと言われても70%は3打かかってます。
ということは、かなり上手くできないと3打にはならないのです。
この現状を打破するには、まず簡単なライを取りこぼさないことが必須です。
そして、難しいライやバンカーなどからヒロイックにピンを狙うことを避け、グリーンに確実に乗せることを重視していきましょう。
par5の3打目で無駄に距離を残さないことも、1打でもスコアを減らす要素になります。

パーオン率を上げる
純粋にパーオン率を上げるためには、ショットの精度を上げるのが賢明です。
しかし、ツアープロでもパーオン率は70〜75%が上限です。
プロやスクラッチ、プラスハンデを目指す場合、この70%以上のパーオン率を目指すのが目標になってきます。しかし、残り30%外したとことからの技術も必要。パーオンできなかったホールはフィネスウェッジの技術でカバーしましょう。
では、ショット精度以外にパーオン率を上げるマネージメントを考えてみましょう。
では質問です。ご自身のショットの精度を理解してますか?
この質問をして答えられるプレーヤーはほぼ70台を出せます。自分を知ることはゴルフにおいて最も重要な要素です。
ショットの精度はdecadeでは%で記されます。
例えば5%だと、100ydのショットを打てば左右前後に5ydブレる精度を持ってるということです。
ここでは完璧な円で考えますが、プレーヤーによっては斜めに円が湾曲します。それはプレーヤーによって変わって当然です。
では、5%の精度を持っているあなたは次のような場面になりました。
残り150yd。あなたはグリーンのどこを狙うのが適切でしょうか?

いかがですか?
実際、プレーをしている時に、コースそして自身の飛球を鷹の目のようにイメージできているかどうかはかなり重要だと思います。このイメージ力は右脳と左脳の切り替えにも非常に役立つと思います。以前に脳について記載したブログがあるのでそちらも閲覧していただければと思います。
90切りについて考えてみました!
いかがでしたでしょうか?自分の足りないこと、90を切ってても安定してきれないときに必要な要素など色々確認できたかなと思います。
純粋に練習に励んでもスコアアップになかなか繋がらないゴルフ。とても難しいです。
しかし、目的、そしてやらなければいけないことを見つけられればそれに向かって練習すれば確実に結果に結びついてくると思います。
一緒に頑張っていきましょう!!
次回はヘッドスピードアップだけじゃない!mach3speedtrainingの可能性について書いていきたいと思います!!
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